「ガス衣類乾燥機は賃貸では使えない」と考えてられる方も多いようです。
でも私はこれまで、4か所の賃貸マンションと1か所の分譲マンションで、壁に穴をあけずに、ガス衣類乾燥機を設置しました。この記事ではそのコツをご紹介します。
1.ガス衣類乾燥機を使う時の2つのポイントと費用は?
ガス衣類乾燥機を設置したい場合、「ガス」と「排気」の2点を考える必要があります。
ポイント1:ガスが使えること
まず最初に考えるべきことは「ガスを引けるか?」です。
当然ですが、オール電化のマンションでは、ガス衣類乾燥機は使えません。
私はマンションを探すときに、最初から、「ガスを使えるか」をチェックしました。
これまで5箇所のマンションで使ってきましたが、いずれも「台所のガス栓」を使っています。
都市ガス4箇所、プロパン1箇所でしたが、特に問題ありませんでした。
古い賃貸マンション4つでは、台所のコンロの近くに使っていない「ガス栓」がありました。そこにガスコードをつなぎました。
賃貸マンションの場合、ガスの分岐工事は難しいです。物件を見る際に、ガス栓があるかを確認した方がよいです。
今住んでいる分譲マンションの場合は、ガス栓はなかったので、台所のガスの分岐工事をしました。
最初の見積りでは、設置場所の近くの壁にガス栓を増設、壁の中を2mほど配管で、7万円ほどでした。
でも、工事の日に来られた施工会社の方が見て下さって、台所の裏にガス栓を設置、そこにガスコードをつなぎ、室内の床の上でコードを延ばすことになりました。
壁の中の工事がなくなったので、だいぶ安くなって、2万5千円の工事費でした。
工事の前に、管理会社に許可をもらう必要がありました。書面を提出した所、許可がすぐ出ました。
なお、ガスコードは、8mの長いものも売っているようです。規格をよく確かめてから注文しましょう。
ポイント2:排気ができること
ガスが大丈夫だとすると、次に排気を考えます。
壁に穴をあけるのは、賃貸では難しいです。
分譲でも、管理会社の許可が必要になります。
そこで「窓」を利用します。
ガスを引ける範囲で、窓の近くに衣類乾燥機を配置します。
「窓のすぐ外が他の家」だと迷惑になります。排気口から熱い空気が出てきます。また、衣類が乾くと「ピー」と音が出てきます。ベランダの窓に向けて排気するといいようです。
これまで、衣類乾燥機と窓までの距離が一番遠かった場合は、2mでした。排気ダクトを伸ばすことができました。
窓は「網戸を閉めた状態」で使えます。これなら夏でも蚊が入ってきません。
排気口の出口には、不織布の袋をかぶせています。台所の排水管用の袋です。
冬は寒いので、ぎりぎりまで窓を閉めて、カーテンを寄せておきます。
2.ガス衣類乾燥機の購入方法!
ガスがつなげて、排気ができそうなら、いよいよガス衣類乾燥機の注文です。
住んでいる地域のガス会社のホームページに行くと、ガス衣類乾燥機が掲載されています。これまで、東京ガス、北陸ガス、中部ガスにお世話になりました
ガス衣類乾燥機は「幹太(かんた)くん」の名前で販売されています。うちで使っているのは「5kgタイプ」です。
最近は8kgタイプも販売されているのですね。
定価は14万円ですが、問い合わせると割引していることが多いです。
アマゾンでも9万円程度で販売されているようです。
3.ガス衣類乾燥機を使う時の引っ越し前に確認しておくべきポイント!
引っ越しのときは、どうすればよいでしょうか。
まず、引っ越し先で設置可能かどうか、調べます。
ポイントは、「ガス」と「排気」です。
設置可能だとわかったら、
(1) 積み出しの前に、
・ガスの栓を閉めてから、ガスコードを抜きます。
・排気管を取り外しておきます。
・本体を台から、はずしておきます。
・本体の梱包は、引っ越し業者に任せました。
(2) 引っ越し先でガス分岐工事が必要な場合は、
引っ越し前に終わらせておきます。
(3) 引っ越し先で。
・あらかじめ決めた場所に、本体を置いてもらいます。
・台を組み立てて、設置してもらいます。
(4) ガス開栓の際に、衣類乾燥機もチェックしてもらいます。
4.ガス衣類乾燥機をマンションに設置した感想
ガス衣類乾燥機の設置は最初は大変ですが、使うととても便利です。
電気よりもパワーがあります。1時間回しておけば、何でも乾きます。
出来上がりもふわふわです。幸せな気分になれます。
皆さんもこの記事を参考に、ガス衣類乾燥機の設置にチャレンジしてみてください。
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